「壁を塗り替えたいけど、何色にすればいいかわからない」という相談は、カラーコンサルティングで最もよく受けます。色を選ぶのは難しいように感じますが、いくつかの基本を知っておくと、選択肢が絞られてきます。

色は面積によって見え方が変わる ¶
塗料のサンプルチップは小さいため、実際に壁に塗ると「思ったより濃い」「思ったより明るい」と感じることがよくあります。これは「面積効果」と呼ばれる現象で、色は面積が大きくなるほど明るく・鮮やかに見えます。サンプルチップで選んだ色より、一段階薄い・明るいものを選ぶと、実際の壁の仕上がりに近くなることが多いです。Elegant Room Reviveのカラーコンサルティングでは、A4サイズ以上のサンプルを現地に持参します。
光の方向と色の関係 ¶
同じ色でも、北向きの部屋と南向きの部屋では見え方が全く異なります。北向きの部屋は青みがかった光が入るため、グレーやブルー系の色はより冷たく見えます。南向きの部屋は黄みがかった光が入るため、同じグレーでも温かみが出ます。色を選ぶときは、必ず実際の部屋の光の下でサンプルを確認することが必要です。カタログやウェブサイトの写真は参考程度にとどめてください。
壁・天井・床の色の関係 ¶
部屋の色彩計画は、壁・天井・床の三つの面の関係で決まります。基本的な考え方は、床が最も濃く、天井が最も明るく、壁がその中間という「グラデーション」です。この関係が崩れると、部屋が不安定に見えます。天井を壁と同じ色にすると部屋が低く感じ、天井を壁より明るくすると高く感じます。小さな部屋を広く見せたい場合は、天井を白に近い色にすることが有効です。
素材と色の関係 ¶
色は素材によって見え方が変わります。マットな素材(和紙クロス、漆喰)は光を散乱させるため、色が柔らかく見えます。光沢のある素材(ビニールクロス、タイル)は光を反射するため、色が鮮やかに見えます。同じ白でも、和紙クロスの白とビニールクロスの白は全く違う印象になります。色を選ぶ前に、素材を決めることが重要です。
カラーコンサルティングで何をするか ¶
Elegant Room Reviveのカラーコンサルティング(33,000円、出張費込み)では、まず現地の光の状態を確認し、既存の床・建具・家具の色を整理します。その上で、壁と天井の色の選択肢を3〜5案提案し、実際のサンプルを現地の光の下で確認します。塗料はオスモカラーとリボス社の自然塗料を中心に提案します。所要時間は2〜3時間です。
色の相談は、「決まってから」ではなく「迷っている段階」でするのが一番効果的です。まずは現状の部屋の写真をお送りいただければ、方向性をお伝えできます。